POP

POP=Process Oriented Psychology(プロセス思考心理学)のことを表します。
ユングの思想を取り入れてスイスのアーノルド・ミンデル氏が中心となって発展させてきたワークです。
...あまりに簡単な説明だな。興味ある人は関連書をお読みください。

私の個人的な見解をいわせてもらえば、
「無意識の中から意識のあるところへ答えを持ってくるワーク」
と申しましょうか。あっ、説明すればするほど、分かんなくなる。(^^;;;

例えば、癖や病気や身体の振る舞い、夢などの「無意識にやっている(理由付けがない)」ことの中からあらゆるものの助けを借りて、「自分に対する答えを見つける」ワークです。
全てのことから答えをもらうのですから、全てのことに大きな尊敬と感謝の念を忘れないでください。

「プロセス」その言葉からも分かるように、このワークでは「流れ」が重要です。
自分の中で起こることをまるでテレビのチャンネルを回すようにチャンネルを変えて次へとプロセスを流していきます。普通はスーパーバイザーと言われる人とワークを受ける人+αで行いますが、ワークに慣れれば個人でも出来ます。
...これ以上書いても分からなくなるので次の説明に行かせてもらいます。

ダブルシグナル
ワーク中には「ダブルシグナル」が表れることがあります。これはとても重要なシグナルなので見逃してはいけません。 ダブルシグナルとは「矛盾する二つの(またはそれ以上の)シグナル」です。 例えばある人とあなたが話しているときに、顔は相手の方を向いて「うんうん」とうなずいているのに下半身は横やその人の方向ではない方を向いている、など。 明らかに物理的理由があるときはかまいませんが無意識にやっているときはまさしく「ダブルシグナル」です。
エッジ
本当に直面したくないときにプロセスが止まってしまうことがあります。その時は「エッジ」に差し掛かっているということです。それがチャンスなんです。無意識の中から答えを引っぱり出す、チャンス。違うチャンネルでエッジを越えてみましょう。 本当に越えたくないときは「時がまだ満ちていない」のです。無理にプロセスを進めることはありません。
チャンネル
プロセスワークにはいくつかのチャンネルがあります。ワークをするためにはこれらが重要な鍵になります。 視覚......見る 聴覚......聴く フィーリング......感じる 身体反応......動き 対人関係......人間関係・社会など ワールドチャンネル......自分+周り以上に起こること 具体的にどんなのかは私の体験談をご覧下さい。
ピックアップする(釣る)
堪能していることから次のシグナルを引き出すこと。 身体反応などでは一回だけの場合は偶然ということもあるので、二回以上無意識にやっていることを釣りましょう。
スーパーバイザーについて
スーパーバイザーは「こんな感じじゃない?」とか相手の答えを引き出すようなことはしてはいけません。あくまでもプロセスはその人の中から出てきます。無理矢理に結論を決めるようなことはしないでください。 本当は避けたいことですが、時々スーパーバイザーのプロセスが干渉してしまうことがあります。できればそこから抜け出すことが望ましいのですが、二人のプロセスとしてやるといいかも知れませんね。